「もう限界…看護師辞めたい」
そう感じながらも、忙しさに流されて毎日をこなしていませんか?
転職サイトへの登録や面接準備の前に、自分の「本当の悩み」と向き合い、今の職場でも改善できる可能性があるのかを見極めることが大切です。
この記事では、看護師として働くことに疲れを感じているあなたが、感情だけで転職して後悔しないように、まず取り組んでほしい6つのステップをご紹介します。
STEP1:なぜ看護師を辞めたいのか?「本当の理由」を明確にする
まず最初にやってほしいのは、自分が「辞めたい」と思う理由を言語化することです。
例えば、次のようなケースが多くあります。
- 夜勤がつらくて体力的に限界
- 人間関係(先輩・医師・同僚)がストレス
- 自分に看護師が向いていないと感じる
- 医療行為や急変対応が苦手
- ミスをするのが怖い
「なんとなくしんどい」ではなく、具体的な要因に分解して書き出してみることで、問題解決の糸口が見つかることがあります。
✅ポイント
スマホのメモや紙に「辞めたいと思う理由」を5つ以上書き出してみましょう。
STEP2:その原因は職場環境か?自分の働き方か?を仕分けする
辞めたい理由が見えてきたら、その原因が「今の職場特有のもの」か、「どの職場でも起こりうるもの」かを考えてみてください。
たとえば…
- 師長や先輩のパワハラ → 職場特有
- 夜勤がつらい、生活リズムが合わない → 働き方の問題
- ミスへの恐怖、責任の重さが耐えられない → 看護そのものが合っていない可能性
原因を切り分けることで、「今の病院を辞めれば解決するのか?」「働き方を変えれば改善するのか?」が明確になります。
STEP3:今の職場で変えられることはあるか?を考える
「辞めたい」と思ったとき、すぐに退職を考えるのではなく、まずは小さく変えられることがないか探ってみましょう。
- 夜勤の回数を減らしてもらえないか相談
- 異動の希望を出す(外来、療養病棟など)
- 苦手な先輩と距離を取る工夫をする
管理職に相談することで意外と対応してくれるケースもあります。職場を変えずに状況を改善できれば、転職の負担も回避できます。
STEP4:休職という選択肢を持っておく
身体的・精神的につらいときは、いったん休むことも大切です。
「辞めたい=退職」だけが選択肢ではありません。
- 有給休暇をまとめて取る
- 休職制度を利用して心身を回復させる
- 休日は趣味に没頭する
少し離れてみると、気持ちの整理がつくことも。勢いで辞める前に、一呼吸おいて判断しましょう。
STEP5:「看護師じゃなくてもいいかも」と感じたら
「もう看護師として働き続けるのは無理かもしれない」
そんな気持ちがある場合、看護師資格を活かしながら働ける他の道を検討してみるのもひとつの選択肢です。
看護師資格を活かせる転職先の例
- 企業看護師(産業看護職)
- 美容クリニック
- 保育園看護師
- 治験コーディネーター(CRC)
- 医療ライターや健康系メディアの仕事
病院以外でも看護師資格を活かせる仕事はたくさんあります。
「看護師=病棟勤務」だけにこだわらないで、自分らしい働き方を模索してもいいのです。
STEP6:それでも無理だと感じたら、転職活動を始めよう
ここまで試しても「やっぱりもう無理」と感じたら、転職活動を始めるタイミングです。
情報収集や面談、求人比較は時間がかかるもの。なるべく余裕があるうちに、動き出すのがベストです。
次の記事では、後悔しない転職の進め方を5ステップで解説しています。
まとめ|「辞めたい」は自分を見つめ直すチャンス
看護師として働く中で「辞めたい」と思うのは、誰にでもあります。
大切なのは、その感情を放置せず、原因を明確にしてから行動することです。
- なぜ辞めたいのか?
- 辞めなくても解決できる方法はないか?
- 看護師という働き方が合っているのか?
一つひとつ整理していくことで、「自分に合った働き方」がきっと見つかります。